日焼けは肌に悪い!
しかしそれよりも悪いことは「日焼け止めクリーム」を塗ることです。
日焼け止めクリームを塗ると肌バリヤが破壊され、肌は乾燥して角質が削られるので紫外線の害を受けやすい肌になってしまいます。
当然、肌トラブルも起こってニキビなどの炎症、毛穴の詰まり、シミやシワなどの老化現象が起こります。
せっかく美容のためにやっていたことも、実は日焼け止めクリームによってシミやシワを作っていたなんて・・・
しかし紫外線もシミやシワの原因になるのも正解です。
紫外線の害を最小限にして、なおかつ肌バリヤを破壊しない日焼け止めの選び方を紹介します。
目次
【1】クリームには必ず入っている合成界面活性剤で肌に穴を開ける
日焼け止めは液体のものが多く、そのほとんどに合成界面活性剤が含まれています。
これは食器用洗剤と同じ成分で、これを肌に塗ってしまうと摩擦が起こり肌をゴリゴリたわしで擦っていることと同じことになります。
界面活性剤は水と油を混ぜる時に分離しないようにするためのものです。(乳化剤もこれにあたります)
伸びが良い、サラッとしている日焼け止めは高確率で合成界面活性剤が使われています。
中にはレシチンという肌を痛めない成分で、乳化剤のような役割をするものを使っているメーカーもありますが、それはかなり珍しいパターンになります。
日焼け止めはできれば液状ではなく、乳化する必要のないパウダー状のものが好ましいです。
パウダーは汗や水に弱いですが、石鹸で落ちてくれるので肌への負担がかかりにくいのです。
【2】日焼け止めに含まれる酸化チタンで活性酸素が発生する
何かがおかしいです。
紫外線を浴びて活性酸素が発生するのを防ぐのが「日焼け止め」の働きなのに、日焼け止め自身が活性酸素を作っていては元も子もありません。
しかし日焼け止め効果を発揮している成分の「酸化チタン」は、紫外線を浴びると活性酸素を発生させます。
酸化チタンが多ければ多いほど日焼け止め効果を発揮させるのですが、実はこいつ自身が活性酸素を発生させるという皮肉な存在でもあります。
活性酸素はあらゆるものを酸化させる性質があり、化粧品の油分や顔の油分なども酸化させてしまいます。
そうなると、毛穴に汚れが詰まったり、そこから炎症を起こしたり、顔の表面が硬く乾燥したりなどの肌トラブルを呼び起こします。
【3】活性酸素を発生させない酸化チタンとは?
酸化チタンは紫外線から肌を守る唯一の成分でもあるので、これがないと「日焼け止め」ができません。
そこで、酸化チタンが活性酸素を発生させない条件が一つあります。
それは酸化チタンをコーティングすることです。
酸化チタンが1粒1粒コーティングされていると、活性酸素の発生がごく少量に抑えることができるのです。
酸化チタンがコーティングされているかどうかは日焼け止めのパッケージに明記してあるものとしてないものがあります。
コーティングの有無がわからない場合は、成分を見て以下のものが入っているか確認してみてください。
シリカ、アミノ酸、ステアリン酸AL(アルミニウム)、ステアリン酸、マイカ、酸化鉄、アルミナ、ラウロイルリシン
これらが入っている場合は酸化チタンがコーティングされている可能性が高いです。
気になるようならメーカーに直接問い合わせてみましょう。
【4】酸化チタンがナノ粒子は危ない
酸化チタン問題はもう一つあります。
酸化チタン自体ものすごく白いものになるので、日焼け止めによくある「白浮き」がしやすくなってしまい、大量にはいれられません。
ところが技術の発展により、ナノ粒子化(ナノ化)というものができるようになり、酸化チタンをより小さくして大量に入れることが可能になりました。
これにより紫外線に強く、でも白浮きはしない日焼け止めが作られるようになったのです。
しかしナノ粒子にしてしまうと今度は、肌の細胞にまで入り込み肌へ異物を入れてしまうことになりかねません。
とくに乾燥していて、肌バリヤも破壊されている人は細胞の中まで入り込んできます。
酸化チタンはノンナノ(ナノ化されていないもの)を選ぶようにしましょう。
【5】ウォータープルーフはなぜ肌に悪いのか?
汗をかきやすい夏、プールや海などに入って遊ぶことが多い夏にはウォータープルーフタイプの日焼け止めが人気を呼びます。
しかしウォータープルーフの日焼け止めの害は計り知れません。
ウォータープルーフということは必ず合成ポリマーというプラスチックを溶かした成分が配合されています。
プラスチックが水に強いように合成ポリマーも水に強い性質を持っていて、ウォータープルーフなどの落ちにくい化粧品には必ず入っています。
この合成ポリマーがなぜ悪いのかというと、水や石鹸では落ちないのでクレンジング材が必要になってくるからです。
クレンジングは最高ランクで肌を傷める行為に値ましす。
クレンジングを使えば、肌バリヤは一瞬にして破壊され砂漠のような肌を作り上げます。
日焼け止めは間違ってもウォータープルーフタイプを選んではいけません。
それに比べて合成ポリマーの入っていない水に弱いタイプの日焼け止めは石鹸で落とせるので安心です。
【6】UVAとUVBの正しい認識

紫外線の中で、肌に影響を与えるのは「UVA」と「UVB」になります。
これらは特徴が少し違うので以下のグラフを見てください。
UVA | UVB | |
窓の透過性 | 通す | 通さない |
ダメージを受ける場所 | 肌の奥の「真皮」 | 肌の表面「表皮」 |
肌の見た目 | 黒くなる | 赤くなる |
被害 | シワ、火傷、乾燥 | シミ、皮膚ガン |
カットの主成分 | 酸化亜鉛 | 酸化チタン |
表記方法 | PA | SPF |
指標MAX | ++++ | 50以上 |
指標MIN | + | 6 |
UVAとUVBは同じ紫外線でも与えるダメージが違います。
これらを知っておくことで、自分が今日どんな1日を過ごすかで日焼け止めの選び方が変わってきます。
例えば1日の大半を室内で過ごす場合、紫外線が窓を通過するUVA(PA)が強く、通過しないUVB(SPF)の弱いものを選ぶのが正解です。
しかしPAとSPFは連動していることが多いので、どちらか一方に偏っている日焼け止めは少ないのが現実です。
なので特別なアウトドアでもない限りは「SPF15〜20、PA++」くらいのものを選ぶようにしましょう。
これなら肌への負担も最小限で、紫外線もカットすることができます。
もし日中ずっと外に出ている場合や、職業柄外回りが多い人は「SPF40、PA+++」を選ぶといいかと思います。
【7】SPFの数値の本当の意味
SPFの書かれている数値はUVBのカットの強さという意味も含まれていますが、細かく言うとちょっと違います。
人が紫外線を浴びてから肌に影響するまでの時間は個人差がありますがだいたい10分〜20分と言われています。
つまり何もせずに紫外線を20分以上浴びればたちまち肌にダメージを与えます。
通常紫外線を浴びてから肌への影響が10分〜20分だったのをSPFによってその数の倍だけ遅らせることができるという意味なのです。
つまりSPF20だった場合20倍遅らせることができるので、
10分×20=200分(3.3時間)
SPF20の日焼け止めなら紫外線を浴びてから3.3時間は肌への影響をカットしてあげるということです。
日焼け止めはこまめに塗りなおせと言われていた理由はここにあったわけです。
しかしこれによって紫外線を完全にカットできるというわけではないので、あくまで最小限にすると言う程度で捉えておきましょう。
【8】肌に負担をかけない日焼け止めの選びの条件
説明してきたことをまとめると、肌に負担をかけない日焼け止めは以下の条件を満たしたものが好ましいです。
- 合成界面活性剤や乳化剤不使用
- 合成ポリマーを含まない(石鹸で落とせる)
- 酸化チタンはコーティングされていること
- 酸化チタンはノンナノであること
これらは中々パッケージだけでは判断できず、メーカーに問い合わせて聞いてみないとわからないことも多いです。
そこで、これら条件を完全に満たしている日焼け止めを見つけました。
24hコスメシリーズのナチュラルベースエッセンスです。
これは上記全ての条件を満たし、液状ですが合成界面活性剤ではなくレシチンによって乳化されています。
SPFは17、PA++と紫外線防止効果は弱めの作りですが、普段使いには最適な日焼け止めです。
全成分:水、ブドウ種子油、グリセリン、エタノール、ステアリン酸、オリーブ果実油、酸化チタン、タルク、レシチン、ユーカリ葉エキス、クランベリー種子油、シャクヤクエキス、ボタンエキス、ショウブ根エキス、ローズマリー葉エキス、ニオイテンジクアオイ油、シア脂、トコフェロール、アルギニン、キサンタンガム、水酸化Al、クエン酸、クエン酸Na、銀、酸化鉄
成分を見てもきちんと酸化チタンがステアリン酸や酸化鉄でコーティングされているので安心です。
これをつける時は少量を顔全体にこすらず優しく撫でるようにして、角質を傷つけないように塗っていってください。
24hコスメは肌への負担を一番考えた優秀なコスメシリーズなので、普段の化粧品もこの24hコスメに変えると肌バリヤを壊さずにメイクを楽しむことができ、クレンジング剤ともお別れできます。
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