ある日突然iPhoneの電源が入らなくなり、スマホ・ザ・エンド。
おそらくIOSアップデートのミスで不具合が不具合を呼び、電源すら入らなくなってしまったと、元iPhone修理屋の私は予測しました。
つまり修理に出しても直らないことはわかっていたのですが、念のためにとアップルショップに行くも修理の予約は3日待ち・・
「てかもうスマホいらなくね?」
なんだか急にスマホに未練がなくなり、私はスマホ断ちを決意しました。
結論から言うと1ヶ月後にiPhone8を購入して以前のようにスマホと共存しているのですが、1ヶ月間どのような気持ちだったのか、スマホを断って気づいたことなどをまとめてみようと思います。
これからスマホ断ちを検討している人には一度は見て欲しい内容になっています。
目次
【スマホ断ち1日目】全然生きていける、むしろ快適
スマホなしで過ごす1日目、驚くほど快適な気持ちになりました。
無駄に携帯をいじらなくて済むし、寝る前もやることがないのですぐに眠ることができました。
外部の情報を遮断しているので、情報化社会のストレスもなくなり、かなり穏やかな精神状態でした。
不便と言えば不便かもしれないけど、「全然生きていけるわ」という新たな気持ちでスマホ断ちがスタートしたのでした。
【スマホ断ち1週間経過】不便すぎることに気づき始める
スマホを断ってから1週間がたち、ようやくスマホなしの不便さが目立ってきました。
「あれ調べたい!」できない。
「あの人に聞きたいことが!」聞けない。
「電車の乗り換え!」わからない。
「近くのカフェ!」見つからない。
このような不便なことが目立ってきたのはこの頃でした。
ちなみに私はPCがあったので、特定の人とはチャットワークをして連絡をとっていました。(かなり最低限の)
検索ができないことは生活に支障をきたすのだと感じ始め、今までどれだけスマホに依存していたのかが自分でわかりました。
【スマホ断ち2週間経過】住めば都!研ぎ澄まされる感覚
1週間くらいは「不便だなぁ」と思っていた私でしたが、2週間目を過ぎたあたりから「それが当たり前」になってしまい、もはや不便さを感じなくなりました。
周りからは連絡ができなくて早く携帯買えよとか言われてしまいたが、依然無視。笑
どうしても家族とかに電話したい時は彼氏に携帯を借りてすんなり要件を済ませたり、わざわざ実家に帰って近況報告とかしに行ってました。
私は友達も少ないし、スマホを持っていた頃も特定の人としかラインもしていなかったので、そういう意味での不便さは感じません。
さらにスマホを無駄にいじっていた頃よりも自分の時間を大切にすることができたり、周囲との比較や他人の評価などを気にすることもスマホを持たないことで気にしなくなりました。(だいぶ壮大。笑)
スマホ断ち、まさに運命!!と意気揚々に楽しんでいました。
(しかし後々は、スマホ断ちしていることによる自己陶酔ということに気づかされます。)
【スマホ断ち3週間経過】軽いうつ状態になる
最近なんだか何をやっても楽しくない、なんか寂しい、そんなことを感じ始めてきたのは3週目に入ってからです。
私はめったに落ち込んだり、ましてや悩んだりなんてしなかったのに、これはおかしい・・
最近変わったことと言えばなんだろう・・?
私は考えました。
そうだ、スマホがない
I lost my sumaho.
もしやこの精神的な不安はスマホなし生活が影響しているのではないか?
確信はありませんが、そんな疑いを持ち始めたのです。
考えられる原因としては、
- 人との接触がない
- 人と分かち合えない
- 暇
スマホを断ってから明らかに人との接点がなくなり、孤独を感じるようになったのです。
もともと人との接点はそこまで多い方ではないですが、なんだかスマホを持っていないことで世間に取り残されているような焦燥感も出始めてきました・・。
そう、何を隠そう、私は今、
猛烈に病んでいる。
こう思わざるを得なかったのです・・。
【スマホ断ち4週間経過】マークザッカーバーグの名言を思い出す
マークザッカーバーグといえば、あのFacebook創始者の人だが、スマホを断って病み始めてきた頃にこんな言葉を思い出した。
人々は情報を共有するデバイスを肌身離さず持たずにいられなくなる。ぼくはそう予言する
バーグ先生がノストラダムスであるということを確信したのはちょうどこの頃でした。
スマホ断ちの結論→「絶対やめろ」
スマホ断ちをして気づいたことは、人間が持つ心理にはちょっとやそっとじゃ敵わないということです。
人間はみんな同じに安心するという「同調心理」を持っています。
世間ではみんなと同じはいけないとか、自分の意思を大事にしろとか言いますけど、それで居心地が悪くなるようなら、いっそみんなと同じ方がいいですよ。
今回はみんなが必ず持っているスマホを持たずに生活するという、ある意味同調心理に逆らう行為をしたわけなのですが、まだまだ未熟者の私には全くいい効果をもたらしませんでした。
ことスマホに関しては、みんなが持っていなかったら価値はないのですが、みんなが持つことによって人生には欠かせないツールになってしまうのだと、スマホの恐ろしさに気づきました。
つまり、スマホが当たり前になっている世界でスマホを持たずに生きるということは、洋服を着るのが当たり前な世界で洋服を着ないで生きていくようなものなのだと思いました。(大げさ)
スマホ断ちによる感じるストレスまとめ
スマホ断ちは最初はなんだか快適に感じるのですが、それも束の間。
早い段階でそれはストレスへと変化します。
物理的なストレス(不便なこと)と精神的ストレス(心で感じること)をざっとまとめてみたので参考にしてください。
スマホなしの物理的ストレス
辛いのが食べたいなぁと思った時に近くのお店を検索できなかった
電車の乗り換えや時刻を検索できないため目的地にスマートに行けななかった
わからない言葉があった時にすぐに調べられなかった
買わなきゃいけないものを出先で気づき、すぐにアマゾンで買えなかった
待ち合わせ時間に遅れる時に相手に連絡ができなかった
写真が撮れなかった
メモが取れなかった
カレンダーも見れない
時間もわからない
暇も潰せない
スマホなしの精神的ストレス
人と繋がれないことで孤独を感じる
取り残されていくのではないかと焦りを感じる
連絡が取れないので外出に臆病になる
電車でスマホをいじっている人が羨ましく思えてくる
とにかく、スマホ断ちは一度してみるとわかりますが、あまりいいことはないのです。
まぁあくまで私の場合の話ですが、、みんな同じような結果になるんじゃないのかなぁ。
PS.現在・・
1ヶ月後にスマホをやっと手に入れてからというもの、スマホの便利さを痛感しています。
もともとSNSは一切やっていなかった私ですが、最近インスタグラムを初めて友達の近況を知れたりと精神的にも充実しています。
やっぱりスマホって最高っす!
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