私たちは毎日「体の不調」と戦っています。
風邪、片頭痛、PMS、腹痛、肩こり腰痛、肌荒れ、便秘、食欲不振、倦怠感、眼精疲労、うつ病、肥満、虫歯などなど。
「病院に行くほどではない」と思っているダラダラした体の不調ほど、あなたの人生に大きく影響すると考えてください。
体の不調は誰もが必ず持っているもので、時にそれは”原因不明“として片付けられることもあります。
しかし体の不調に原因がないことはありえないことだと私は思っています。
必ず物事には因果関係というものがあり、原因不明というのはそれを突き止めることができないだけの話であって、原因がないわけではないのです。
あなたの不調が原因不明などと、もし医者に言われているのであれば、「なんのためにお前は存在しているんだ?」とその肩書きを疑ってしまいます。
結局頼れるのは自分なんだと肝に命じて、その不調の原因を探り、治していきましょうよ!
そこで!
あなたの体の不調が、これから説明していく食べ物による不調の可能性と仮定し、その改善方法を知ってもらいたいと思います。
食べ物に含まれる「ジワジワ」と私たちに悪影響を与えるものは、それが体内に入ることで「病院に行くほどではない体調不良」を起こし、数日後または数年後に大きな病気を呼び込む可能性があります。
実際にこれらが原因の一つとなっていて、改善後悩んでいた不調がなくなった人も多く存在します。
これは読まないと一生損する内容になっているかもしれませんので要チェックです!
目次
体の不調の基本概念
これはかなり個人的な見解ですが、医学的に見ても最もな理論だと思うので先に述べておきます。
体の不調が起きるときは、大きく考えると「体に要らないものが入っている時」と「体に必要なものが足りていない時」の2つの場合に起こるものだと思います。
インフルエンザになる時は、ウイルス(不要なもの)が体に入り、そしてそのウイルスを倒す免疫力(必要なもの)がないためにかかる病気です。
つまりインフルエンザは「免疫力を作ること」と「極力ウイルスを入れない」ことがインフルエンザ予防に繋がります。
体の不調もインフルエンザの考え方と全く同じなので、防ぐことができるということと改善の余地は十分にあるということを理解してほしいのです。
私たちは「体に必要ないものを極力入れないこと」と「体に必要なものを極力入れること」で健やかな体が手に入るというのが私の考える体の不調を治す方法です。
そしてどちらかと言うと私たちは、体に不要なものを入れる機会があまりにも多すぎるということを頭に入れておいてください。
まずは体の不調の原因になりそうな「体に不要なもの」を取り上げてみましたので、今後の食生活に生かしてみてください。
体の不調の原因①「添加物」
まず、はっきりと言いますが添加物は食べ物ではありません。
食べ物というのは、なんらかの形で私たちの体の役に立たなければいけません。
栄養になり、エネルギーにならなければそれは食べ物ではないのです。
添加物とは食べ物を保存、加工する目的で使用されるものになるので、どちらかと言えば製造側の都合で入っているだけです。
そんな微塵の栄養にもならない不要な物質を私たちは毎日摂取しています。
無添加にはかなり気を使っている私だっておそらく少量の添加物は体内に入っていると思います。
そして添加物はあらゆる体の不調を引き寄せることで有名です。
日本で許可が出ている添加物は約1500種類に及びます。
これらをいちいち説明して人体への悪影響を語っても意味がないと思いますが、添加物が食べ物でない限り私たちに不要であることは間違いありません。
しかし努力次第で添加物の摂取量は減らすことができます。
まずは家庭の調味料を無添加で高品質なものに変えてください。
加工食品は使わずに、一から自分で料理をする習慣をつけましょう。
これだけで添加物の摂取量を格段に減らすことができます。
体の不調の原因②「農薬・肥料」
農薬や肥料なども添加物同様、生産性を高めたり、保存が効くようにする目的で使われる薬品なので食べ物ではありません。
農薬や肥料というのは、化学的な薬品なので体に入ると発がん性物質になったり、皮膚がかぶれたりします。
スーパーに売っている野菜や果物にはほぼ100%の確率で農薬や肥料を使っています。(有機栽培もあてにならない)
それを毎日食べて、生きているなんて考えただけでも怖いし、体に不調が出てくるのはある意味当然のことだと思います。
ちなみに農薬は洗ってもとれないほど頑丈にこびりついています。
農薬や肥料を使った食材はなるべく食べないようにするために無農薬・無肥料で作られた自然栽培の食材を食べるようにしてください。
ネットで売っています。
野菜や果物などの作物類は、農薬や肥料を使用していない自然栽培をしている農家から購入しましょう。
値段はスーパーの農薬漬けの野菜と変わらないのでお得すぎます。
体の不調の原因③「環境汚染物質」
ここでは環境汚染物質とは主に、PCB(排気ガスなど)、DDT(殺虫剤など)、ダイオキシン類、メチル水銀、カドミウムのことを指します。
これらの怖いことろは、一度摂取すると解毒されることなく体の中に長い間蓄積されるということです。
しかもいきなり大きな病気になることは少なく、ジワジワと体に不調をもたらしてきます。
原因不明と言われる病気や体の不調は、体内に蓄積された環境汚染物質の量が多くなったことが考えられます。
そもそもこれらの環境汚染物質はどのようにして体に入ってくるのかと言うと、食物連鎖によって入り込んできます。
例えば、水質汚染された海を泳ぐ魚が魚を食べ、またその魚が魚を食べを繰り返すと、食べた分だけの環境汚染物質がその1匹の魚に含まれることになります。
この原理からすると、大きな魚ほど環境汚染物質が多いことがわかると思います。
その証拠に、イルカやクジラ、サメ、マグロやブリ、金目鯛などの大きな魚であればあるほど水銀量が多く含まれています。
カドミウムに関して言うと、日本の米にも多く含まれています。
カドミウムは米のヌカに多く含まれているので、ヌカを一緒に食べる玄米を常食している人は注意が必要です。
カドミウムは肌をくすませたり、腎臓の機能を低下させる作用があります。
とは言っても環境汚染物質は、世界規模の話なので私たちにはどうしようもないことなので、私たちができるのは摂取量を減らすことくらいでしょう。
これら環境汚染物質は魚の部位などによっても全然違います。
環境汚染物質は魚にとっても毒として扱われるので、解毒をする内臓部分に多く蓄積されます。
なので魚の内臓である、あん肝、イカのワタやホタテのウロ、蟹味噌などは食べないようにしましょう。
そして魚は大きいものよりも小さいものを意識して食べるようにしてください。
大きな魚であるマグロは日本人が大好きですが、有害物質が多いので食べる時は本当に少量を時々食べるくらいがベターです。
魚の内臓部分はなるべく食べないようにして、大きな魚を食べるのは月に数回に抑えましょう。
常食する米にはたくさんの環境汚染物質が含まれているので、なるべくこだわりの農家の人から購入してください。
体の不調の原因④「トランス脂肪酸」
トランス脂肪酸とは植物油に水素添加して作られた人工的な油に多く含まれています。
加工食品に含まれる植物油や市販のマーガリン、ショートニングなどは全てトランス脂肪酸の固まりです。
このトランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、血液の流れを悪くしたり、体内に活性酸素を発生させ炎症をもたらすとされています。
このトランス脂肪酸は家庭で使っているサラダ油もその一つです。
この油で揚げ物や炒めものをしていると、毎日定期的にトランス脂肪酸を摂取することになるのでかなり危険です。
トランス脂肪酸が体内に炎症を起こすので、体のどこかが痛く感じたり、肌が荒れてくるという症状が出てくることがあります。
トランス脂肪酸による体の不調はかなり可能性が高いと言えます。
なぜなら、トランス脂肪酸は変異性という特性を持っていて体内で色々な化学反応を起こします。
なんかしらの体の不調はトランス脂肪酸による反応なのかもしれません。
こちらも自然界には存在しない、偽物の食べ物なので体内で異常が起こるのは当然といえば当然です。
加工食品や誰が作ったかわからないパンなどは一切食べないようにしてみてください。
家庭で使う油はサラダ油をやめて、EXバージンオリーブオイルに代替しましょう。
マーガリンを使っている場合はバターに切り替えてください。
体の不調の原因⑤「砂糖」
砂糖は自然界に存在するサトウキビで作られているので食べ物です。
しかし砂糖がそこまで人間の体に必要なのかと言われればそれはちょっと疑問です。
私たちが人間として活動できるのは、糖質のおかげです。
糖質が体内にブドウ糖として吸収され、それがエネルギーとなり脳が働くことができます。
しかし食物に恵まれている現代では、敢えて砂糖を摂取する理由が全くありません。
そもそも砂糖というのは薬でした。
食料不足だった時代、ブドウ糖不足で倒れてしまう人が多く、すぐさま体内でブドウ糖として吸収される砂糖はたしかに薬のような役割を果たしていました。
砂糖はこのようにブドウ糖不足の人だけが一時的に摂取すれば有効に働きますが、糖質の多いこの時代に砂糖を食べ続けていると血糖値が急激に上がり、急激な降下を繰り返すので情緒不安定になり、うつ病などの精神病も引き起こしてしまいます。
さらに中毒性があるので常食しやすいのが特徴です。
砂糖を食べると、血液の流れが悪くなったり、胃腸の悪玉菌やピロリ菌を増やすので、胃もたれや便秘などを引き起こします。
糖質を抑えなければいけないくらいの現代に砂糖なんて必要ありません。
甘いものを食べるなら血糖値の上がりにくい食後にしましょう。
甘いものを毎日食べている場合は徐々に減らして体を慣れさせてください。
清涼飲料水の砂糖の量は極めて多いので注意。
体の不調の原因⑥「食塩」
ここでいう食塩とは塩化ナトリウムのことを言います。
スーパーに売っている塩のほとんどが99.9%塩化ナトリウムというミネラルでできています。
ナトリウムというのは体に必要なミネラルですが、食生活の中で摂取するナトリウムはあまりにも多すぎます。
本来ならばカリウムとセットになって体内で機能するナトリウムは、カリウム不足だと体に不調が出てきます。
塩分を尿として排泄する役割のある腎臓の機能も低下して、吐き気や食欲不振などの症状も現れます。
体内でのカリウム対ナトリウムの割合は「1:0.6」が理想なので、ナトリウムを摂取するならカリウムもそれ以上に摂取することを忘れないでください。
家庭で使う塩はミネラル豊富な海塩に変えましょう。
塩分をたくさん摂る時は同時にカリウムを多く含む食べ物も一緒に食べてください。
体の不調の原因⑦「グルテン」
グルテンとは主に小麦・大麦・ライ麦などに含まれる成分の一つです。
このグルテンがなぜ体調不良の原因になるのかと言うと、あなたがグルテン不耐症のセリアック病である可能性があるからです。
セリアック病とはグルテンに対する免疫がなく、腸内に炎症を起こし細胞を破壊していく一種の病気です。
これは小麦アレルギーとは違って、瞬時に症状が出るようなものではなく長い期間を経て症状が現れます。
なので自分がセリアック病だとは気づいていない人が多く、血液検査をしないと本当のところはわかりません。
小麦をやめて健康になった人もいるので、気になる人は一度検査を受けてみるといいと思います。
また、小麦のほとんどがブドウ糖+グルテン(タンパク質)で構成されているので食べる意味がないと言えばないかもしれません。
検査が面倒な人は一度小麦を1ヶ月ほど止めてみて体調の変化を伺ってみるのもいいと思います。
ちなみに小麦を摂らないことで栄養が偏ることはないので大丈夫です。
自分がセリアック病なのか気になる場合は検査を受けましょう。
小麦はそもそも血糖値を急激に上げるので、食べるなら食物繊維を摂った後にしてください。
体の不調の原因⑧「抗生物質・ホルモン剤」
続いて、私たちが食べている食肉についての話をします。
輸入、国産に関わらずほとんどの食用動物には抗生物質やホルモン剤などが使用されています。
これは成長を早めたり、動物が病気にかからないようにしたり、脂の乗った美味しそうなお肉を作る目的で使われているので、農薬や肥料に似ています。
このような”薬漬け”のお肉を食べ続けていると、私たちの体中にもこの薬が作用して、大切な常在菌を殺してしまうのです。
私たちの体から菌がいなくなると、免疫系が一気にダウンして様々な病気や症状を招きます。
これも食中毒のようにすぐに症状が現れるわけではないので注意が必要なのです。
とくに輸入の安い肉を頻繁に食べている場合はかなり危険です。
国産牛もこれらの薬を使っている場合が多いですが、アメリカ産のお肉は国産の約600倍の残留ホルモン剤があるとされています。
少しでも体に不要なものを入れないように、高くても国産のお肉を買うことをおすすめします。
よく風邪をひく人や、なんかダルい、肌が荒れやすいと感じる人は肉による免疫系の破壊が起こっているのかもしれません。
お肉は高くてもいいものを食べてください。
輸入牛は買わない、外食でも安い肉はやめましょう。
体の不調の原因⑨「薬・サプリ・栄養ドリンク」
よかれと思って食べる、飲んでいるものが実はあなたの体を蝕んでいることもあります。
以前、私の親が喘息と診断された時に医者から吸入のステロイド薬を渡され、それを毎回吸っていたことがありました。
しかし喘息はひどくなる一方で、その吸入をした時によくなることはありませんでした。
その何年か後に判明したのは、私の親はステロイドのアレルギーであったという衝撃事実です。
このように自分にとっていいと思って飲んでいる薬やサプリなどが、本当はあなたにとって猛毒となっていることもあるのです。
基本的には人間は薬やサプリに頼らなくても、食べ物だけで健康になることができます。
薬がないと生き延びることができない人もいることは確かですが、サプリによる栄養なら食べ物から摂るようにした方がよっぽど栄養価が高いです。
そもそもサプリとはバランスよく栄養をとることが難しく、一つの栄養を過剰に摂取する行為になるので体にとっては負担です。
安いサプリはかなり低品質なものを使っているし、自分に耐性がない成分が入っている可能性もあります。
生命に関わらないなら薬やサプリをやめて、食事の方に意識を向けてみると案外体調が良くなることが多いですよ。
薬がないと生きていけない場合を除いて、栄養補給目的で飲んでいる薬やサプリは止めてみましょう。
その代わり、食事改善を行い様子を伺ってください。
原因不明の体調不良を改善するコツ
今回は食べ物についての原因を探っていきましたが、私たちが日常でどれだけ体に不要なものを取り込んでいるのかがわかったと思います。
中には食べ物じゃないものも含まれていて、しかもそれを摂取する機会が多すぎる現実・・
毎日何も考えずに食生活を送っていると体調不良が起きるのはごく当然のことのように思えます。
まずは自分が食べているものを見直して、体に不要なものを取り入れない、より良いものに切り替えていく意識を持ち、バランスよく食べるようにしてみてください。
これだけでもあなたの不調は見違えるほど改善されていくと思います。
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