私が最近世の中について思うことは、料理できない奴が多すぎる!という件です。
これは女だろうが男だろが関係ありません。
料理ができない人が増えた背景として、外食やファストフードが増えて、しかもレンジでチンするだけの加工食品がどんどん増え続けていることが挙げられると思うのですが、一番は親が子供に料理を教えないことだと思うのです。
自分の体を健康にしていくためには必ず食の知識というものが必要になってきます。
私たちの生活には切迫していない知識ばかりを詰め込む社会構造になっているというのも、料理ができない人が増えてしまう原因なんでしょうけど、食の知識は私たちには必須な科目なんですよ。
食の知識がないと死にますし、病気になりますよ。
親がこのことを知らないから子供も知らない、そして現代っ子は味噌汁すら作れない大人になっていくというわけです。
そんなバカを増やし続けると、加工食品の需要が伸びて、もっとたくさんの添加物がはびこり、食文化が崩壊します。
食文化の崩壊は私たちの崩壊です。
健康体を手に入れるには、必ず食、料理を学ぶべきなのです。
目次
「自分が今何を食べているのか」くらいは知っておけ
自分が今何を口にしているのかをわからない人が多すぎることに驚きを隠せません。
例えば、コンビニのおにぎりを食べている時は、米とその具材を食べているくらいにしか人は思っていませんが、本当は調味料(アミノ酸)、ph調整剤、甘味料、グリシン、酸化防止剤、香料、着色料なども一緒に食べているのです。
ケチャップや食パンを食べている時、砂糖を食べているとは誰も思っていません。
このように、今自分が何を食べているのかを知らない人が多すぎます。
知った上で食べているなら何も文句はないのですが、自分の口に入るものくらいちゃんと知っておかないと健康にはなれないでしょう。
味がわからないのは料理をしないからである
私は料理をよくするし、外食にもよく行くので、だいたい料理に何が使われているのかを察知することができます。
料理に砂糖が入っていれば瞬時に気づくことができるし、何からとったダシなのかもわかります。
昔、餃子を自家製で作っているラーメン屋の人に「この餃子、めっちゃ砂糖入ってますね」って言ったところ、「それは玉ねぎの甘みです」と言われて納得がいかないことがありました。
しかしその店主と仲良くなると、「実は餃子の甘みは砂糖」ということを激白してくれました。
やはりね。
私は料理をするので玉ねぎだけじゃあの甘みが出ないことは知っていたんです。
そもそも砂糖入れた方が原価も安くなるし、ラーメン屋が客の健康を考えているわけもないし、当たり前っちゃ当たり前なんですけど。
でも、料理をしない人ってあれが玉ねぎと言われれば「へ〜」としか思わないし、肉が入ってなくても肉が入っていると言われればなんの疑いもなく信じるんですよ。
自分で料理をしてみると、これには何が使われているとか、どんどん味がわかってきますよ。
料理はたった一つだけを覚えればいい
料理と聞くと包丁の持ち方とか、火加減とか、分量とか色々面倒なイメージがあるかもしれませんが、何もあなたはフレンチのシェフになるわけではないのでそんなどうでもいいことは覚えなくていいのです。
料理の基本は「調味料の性質を知る」のみです。
調味料とは主に
- 砂糖
- 塩
- 酢
- 醤油
- 味噌
です。
これらを料理に使ってみると色々不思議なことがわかると思います。
そして何も考えずにまずは実践してみてください。
私が初心者におすすめする料理は唐揚げとレアチーズケーキです。
なぜ初心者は唐揚げを作るといいのか?
普段、唐揚げを食べることは多いと思うので唐揚げの味は十分にわかっていると思います。
唐揚げというのはとにかく醤油と塩を消費します。
醤油をドバドバ入れても、塩をいくら振っても全然味がつかないことに驚くと思います。
ということは、いつも食べている唐揚げはどんだけ塩分が高いの??とちょっと怖くなると思います。
でもこれを知ることが超大事なんです。
自分がいつも何をどのくらい食べているのか、これを知るきっかけになると思いますよ。
そして調味料である塩や醤油は料理にすると味が思うように出ないという性質に気づくことができます。
なぜ初心者がレアチーズケーキを作るといいのか?
唐揚げは塩分の量に知るのに役立ちますが、レアチーズケーキを作ると砂糖とカロリーに驚くことになると思います。
レアチーズケーキはタルト部分にはクッキーとバターを使います。
そしてケーキ部分にはレアチーズ、生クリーム、砂糖などを使います。
たかだか直径15cm、高さ2cmくらいの小さなケーキなのに、材料のカロリーを足すと3000近くになり、砂糖の量も半端ないです。
砂糖も塩同様、いくら入れても甘くならないのが現実、なので甘くて美味しいと思う甘さを出すには大量の砂糖が必要になってきます。
ケーキ屋さんのケーキが美味しいのは砂糖を遠慮なく使っているからなんですよ。
調味料の性質を知っておけばどんな料理にも応用が効くし、外食などをした時も自分が今どのくらいの塩や砂糖を摂取しているのかがなんとなくわかるようになってくると思います。
基本を覚えたら色々なものを作ってみるといいですよ。
茄子が無限に油を吸うことや、スープはコンソメ(添加物)を入れないと全然味が出ないことなど、色々発見があって面白いと思います。
最後に
料理をできるようになるには、まず調味料はどのくらいでどのくらいの味になるのかを知ることが大事です。
料理をするようになると、外で食べる料理の価値観も全然違ったものになります。
自分が作る側に回ることで、いいものと悪いものの判別ができるようになるので感覚も研ぎ澄まされます。
そしてなるべくいいもの食べたいと思うようになるので、間違っても加工食品には手を出さなくなると思います。
唐揚げとレアチーズケーキ、ぜひ試してみてね。
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