もともとハチミツというのは長い歴史の中で「薬」として使われてきました。
しかし抗生物質の誕生以降、ハチミツなんて誰も目もくれなくなってしまい、世間のハチミツへの認識は「砂糖よりは栄養のある甘味料」もしくは「プーさんの主食」くらいの位置づけなのではないでしょうか?
ところが、10年くらい前から抗生物質では対処できない耐性菌が登場してしまい医療業界も頭を悩ませているのです。
そんな中で、またもや薬としてのハチミツが再注目され始めてきました。
でも、スーパーに売ってるハチミツは砂糖みたいなもので、薬の効果なんて期待できないものばかりです。
今回の記事ではどんなハチミツを選べばいいのか?ハチミツはどんなすごい効果があるのか?この辺りを詳しく説明していきたいと思います。
きっとあなたもハチミツの虜になること間違いなしです!
目次
【1】薬よりすごいハチミツの驚くべき効果
① 抗菌・殺菌作用
ハチミツの基本的な効用としてはまず第一にこれです。
風邪の時にハチミツとレモンのドリンクを飲む人が多いのも抗菌・殺菌効果を期待しているからです。
実際に、私が不健康だった時代は扁桃炎という喉が腫れて熱が出る病気によくかかっていたのですが、マヌカハニーで治癒していました。
そのくらいハチミツは薬みたいな働きをするんですよね。
② 虫歯・歯周病予防効果
私が単純に驚いたハチミツの効果はこれです。
虫歯菌や歯周病菌の餌は砂糖などの糖質で、どうしてもイメージ的に砂糖とハチミツを区別することが難しくて「本当に大丈夫?」と疑っていました。
しかしハチミツがもたらす虫歯や歯周病予防は既に外国の研究では明らかになっているのです。
しかも歯磨き後にハチミツを歯や歯茎に塗って、そのまま寝るっていうのが効果的なんだとかで、かなり驚きました。
一部の歯医者さんの間では患者さんにも歯磨き後のハチミツ人さじを推奨しているそうです。
注意点としては、砂糖が入っている偽物のハチミツでこれをやると逆効果もいいとこなのでハチミツの選定は極めて重要なんです!
③ 花粉症改善効果
ハチミツで花粉症が治ったという人もいるらしいです。
ハチミツはビタミンやミネラルが豊富なので、それを毎日食べていると免疫力が上がって、花粉症(アレルギー)に対する抵抗力がつくのです。
前にお医者さんに聞いた話ですが、「ぼくは花粉症がひどかったんだけど、ビタミン剤を大量摂取して自力で治しましたよ。」と言っていました。
花粉症にはビタミンが効くとはよく聞きますが、これは本当みたいです。
ビタミンたっぷりのハチミツは花粉症だけでなく、色々なアレルギー対策に効果的なんじゃないでしょうか?
④ インフルエンザも治療する
もし家族の誰かがインフルエンザになったら、絶対自分も感染するイメージがありますよね。
しかしハチミツを常用している人は、たとえ家族がインフルエンザでも、もしくは学校や職場でインフルエンザが流行っていても感染を逃れられてしまうそうです。
これもハチミツが持つ免疫力アップ効果が絶大なんじゃないかと思います。
また、インフルエンザにかかってもハチミツを食べると治癒が早くなるそうです。
⑤ 風邪の治療もできる
ハチミツは病気の予防効果が抜群ですが、治療もできてしまいます。
風邪は免疫力が下がって起こる病気なので、免疫力を上げれば治ります。
ハチミツを水に溶かして、できるだけたくさんの量を飲むだけで風邪が次の日には完治してしまう人もいます。
先ほどの花粉症を自力で治した先生と同じ考え方ですね。
ハチミツは天然の抗生物質なんです。
⑥ 胃腸を強くする
ハチミツは腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす働きがあります。
悪玉菌を減らす薬やサプリがたくさん売られてますが、やっぱりどれも「薬」なので、副作用というものが生じてしまいます。
さらに常用するとその効果は次第になくなってしまいます。
ところがハチミツは食べ物なので副作用なんてありません。
また、胃ガンの原因であるピロリ菌にもハチミツは効果的です。
ピロリ菌をやっつける薬ももちろんありますが、やっぱり副作用が強かったり、効果がないなんてこともあります。
強力な薬ほど副作用が異常に強いですし・・ハチミツだけでピロリ菌を減らすことができた例も多くあるんだそうです。
この他にハチミツの効果は以下のようなものがあります。
【2】間違えると危険!ハチミツの正しい選び方
最初に説明しておくと、本物のハチミツを見極めるのはかなり難しいです。
なぜなら表記とかがかなり雑だから・・・
本物の高品質なハチミツの定義は、
- ⭕️ 原料は純粋なハチミツのみ
- ⭕️ 完熟している
- ⭕️ 無農薬、無肥料
- ⭕️ 非加熱または低温処理
ざっとこんなかんじですが、ハチミツの表記ルール上、「純粋」「完熟」「天然」「生」「完熟」「ピュア」「ナチュラル」は一括で「純粋」まはた「ピュア」と表記する決まりになっています。
なので純粋ハチミツと書いてあっても、これのどれに該当するのかはこちら側では全く判断できないのです。
安全で本物のハチミツを選ぶ時のコツは、必ず生産者が見えるところで購入してください。
どういうハチミツをなのか、どんな場所やどんな製造方法をされているのか詳しく説明がされている商品を買ってください。
また、以下のようなハチミツは本来のハチミツの効果を期待できないものになります。いわゆる、紛い品であるということです。
- ❌ 精製されている
- ❌ 加糖されている
- ❌ 高温処理がされている
- ❌ 農薬、肥料を使っている
本物のハチミツは手間暇かかっているし、ミツバチが自然と蜜を運んできたものを使っているので割高になっています。
まがい物は生産性を優先するため、ハチミツが完熟していない状態のものを使うので水っぽいです。
その水っぽさをなくすために高温処理をして水気を取ったり、砂糖や添加物などを使ってとろみやコクを出したりしています。
原材料を確認してみてください。
また、そういう安いハチミツはもちろん低品質なハチミツを使っています。
【3】ハチミツは花によって味も効果も違う
ハチミツと一概に言っても、どんな蜂がどんな場所でどんな植物からハチミツを採取するのかで、その味や効果は全然違います。
参考までにハチミツの種類別で味や効果を説明しておきます。
蕎麦や栗などのハチミツ
これらから採取されたハチミツは色が黒いのが特徴です。
このハチミツは咳止め効果があるので風邪の時には大活躍です。
しかしちょっと癖のある味なので、不味いと感じる場合はやめた方がいいです。
いくら健康にいいと言っても美味しいと感じなければ、それはストレスになって望むような効果は得られません。
風邪、貧血、高血圧、胃痛、血行不良
ハーブのハチミツ
ユーカリ、タイム、ラベンダー、ローズマリーなどのハーブから取れるハチミツは抗菌性が高く、海外では風邪の治療薬として使われます。
そもそもハーブ系は免疫力を上げる植物として料理や紅茶に使われるので、そういう植物から取れたハチミツは同じような効果があるということかもしれません。
味は少しほろ苦く、香り豊かです。
呼吸器系、不眠
アカシアのハチミツ
このハチミツは果糖がすごく多いので私はおすすめできません。
果糖は血糖値を上げませんが体内でAGEを大量発生させるので、食べたくないベスト3に入っています。。
糖尿病
菜種のハチミツ
菜種のハチミツは固形になっているのが特徴です。
花粉が多く含まれているのでハチミツの中でも微量栄養素(ビタミンやミネラルなどの)栄養価が高いのです。
鎮静、リラックス、潰瘍修復
マヌカのハチミツ(マヌカハニー)
マヌカハニーが普通のハチミツと違うところは、抗菌作用の高さです。マヌカ特有に含まれるメチルグリオキサールという物質がそれにあたり、化膿やピロリ菌などの対策に非常に効果が高いとされています。
私が扁桃炎を治癒したのもマヌカハニーでした。
口内炎、肌荒れ、切り傷、喉の炎症
【4】ハチミツをより効果的に摂取する方法
どうせハチミツを食べるなら、効果的に摂取したいものですよね。
というか、同じものを同じ量食べるんでも、やる方によっては効果は天と地になる可能性もあります。
やっぱり効果的な食べ方を知っておいた方が絶対お得です!
以下のようにハチミツを摂ってみてください。
① 寝る前のハチミツ
さっき説明した通り、これは虫歯や歯周病に効果的な方法です。
就寝前の歯磨きを終えた後に、小さじ1杯(7g)のハチミツをゆっくり口に含みながら飲み込みます。
この時歯に塗りこんだりするのもおすすめです。
この時うがいはしない方がいいですよ。
ちなみに!この時ハチミツにシナモンを混ぜると効果が何倍にも増します。
シナモンも虫歯や歯周病に効果絶大なので、このWコンボは最強です。
② 朝のハチミツ
夜と同じで朝も歯磨き後にハチミツ小さじ1杯をゆっくり飲みましょう。
朝にこれをすると口の中がスッキリして気持ち良いですよ。
③ 体調が悪い時にはいつでも
朝晩の歯磨き後は日課にするといいですが、自分の体調が悪い時はハチミツを60gほど摂取しても大丈夫です。
風邪をひいた時や体調が優れない時にハチミツを溶かした水にレモンを入れたりして飲めば次の日には治っている確率が高いですよ!
まとめ
ハチミツは何と言っても品質が命です。
低品質なものや、砂糖などが添加されているものをいくら食べても逆効果になってしまいます。
ネットで探してもいいですし、旅行に行った時に自分の足で本物のハチミツを探してもいいでしょう!
スーパーに売っているものは3000円くらいするものであれば本物の確率が高くなります。
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