今は若者の間でも気にしている人が多いシワやほうれい線などの顔のたるみ。
しかもそれは女性だけに限らず男性も気にしている人が多いのです。
しかし重力には逆らえない・・と諦め半分な人が大半で、気休めに高価な化粧品を使ったり、エステに行ったりして無駄な消費をしている人が多いのも現状です。
そんな報われない努力をする前に試して欲しい方法があります。
それがヒートショックプロテインを作るという方法です。
このヒートショックプロテインとは何なのか、どうやって作られるのかについて説明していきます。
目次
【1】ヒートショックプロテイン(HSP)とは?
ヒートショックプロテイン(以下HPS)とは、生物になんらかのストレスが与えられた時に傷ついたたんぱく質を修復するためにできるたんぱく質です。
ストレスは精神的なストレスから肉体的なストレス、または紫外線や放射能、気圧、アルコール摂取や空腹などのストレスも含みます。
しかしこれらストレスは肌に悪いストレスなので、たとえHSPでたんぱく質が作られても肌には悪影響です。
ではどのようにしてHSPを作ればいいのでしょうか?
それは「熱」によって作ることができます。
体が感じる熱も一種のストレス(無害)であり、HSPを作り出すことができるのです。
HSPはコラーゲンを作る
ご存知の通り、人の肌はたんぱく質でできていて、そのたんぱく質にはコラーゲンも含まれます。
皮膚を支えているコラーゲンが衰えると、皮膚がだらんとたるみ、シワやほうれい線ができます。
コラーゲンは日常生活の中で破壊されたり、年齢とともにコラーゲンを作る力が減るので、このHSPによってコラーゲンを増やして皮膚を持ち上げてもらいましょう。
HSPはシミ予防にもなる
HSPはメラニンを抑制する効果もあり、シミ予防にも効果的です。
HSPは、美肌の天敵である活性酸素によるダメージを和らげ、肌の酸化を最小限に留めてくれる嬉しい効果があるのです。
つまりHSPは老化を防止するためにかなり有効だということです。
【2】「42℃」の入浴と洗顔でHSPができる
先ほども言いましたが、HSPは熱によって作ることができます。
その温度は42℃と決まっています。
HSPができる入浴方法
42℃の湯銭に浸かることでHSPができます。
しかも一度作ったHSPは3〜4日保つので、週に2回ほどで大丈夫です。
「でも42℃は熱い・・」という人もいるかと思うのでその場合は以下のような時間配分にすることをおすすめします。
お湯の温度 | 浸かる時間 |
42℃ | 10分 |
41℃ | 15分 |
40℃ | 20分 |
これらどれをやっても同じ効果が得られるので体調や季節などに合わせてやってみてください。
入浴中は、顔にもバシャバシャお湯をかけるとさらに効果的です。
そして半身浴の場合は少し時間を伸ばして40℃のお湯に25分浸かり、首や肩が冷えないようにしてください。
この入浴の目的は、38℃以上の体温を10分〜15分の間キープすることです。
なので40℃~50℃ほどのサウナでも代用が可能です。
さらに入浴後は体が温度差で冷えやすいので部屋の温度調節に気を遣ったり、冷たい飲み物は飲まないようにしましょう。
入浴後の水分補給は暖かい紅茶を飲むことをおすすめします。
HSPができる洗顔方法
入浴だけでも十分に効果を得られますが、顔のシワやほうれい線のコラーゲンをさらに強化したい場合は毎回の洗顔でもHSPを作りましょう。
しかも顔の皮膚だけなら42℃のお湯で5分ほど温めればHSPは作られます。
- 冷水を顔にパシャパシャする
- 42℃のお湯を3分間顔にバシャバシャする
- 42℃のお湯に浸けて絞ったタオルを顔にあてる
- 石鹸で顔を洗う
- 流す時も42℃のお湯で
- 化粧水などで保湿する
この冷水はやってもやらなくてもいいですが、冷水を顔につけることで温度差が大きくなりHSPができやすくなります。
3分って結構長いですが、頑張ってください。
さらにタオルで顔を温めます。寒い冬などはタオルがすぐに冷たくなってしまうので、温め直してOKです。
とくに石鹸で顔を洗う必要はないのですがどうしても石鹸を使わないと気が済まないっていう人は使ってください。
流す時も42℃のお湯でしっかり流しましょう。顔を冷やさないことが重要です。
洗顔後は顔の水分が一気になくなるので保湿は必ずしましょう。
もしHSPの入浴はせずに、洗顔だけという場合は必ず朝、夜の2回行いましょう。
入浴と洗顔を併用すればかなり効果が期待できますよ。
体を冷やすと皮膚を支えるコラーゲンが減る
HSPは体温が38℃に保たれることで出現しますが、現代人の平熱は36℃くらいです。
低い人は35℃台の人もいます。
とくに女性は体が冷えやすく、シワやたるみ、ほうれい線ができやすいのでHSPを行いアンチエイジングをしていきましょう。
外部からも内部からも体を温めてコラーゲンを減らさないようにすることが重要です。
ー参考文献ー
「ほうれい線は消せる!」
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