加工食品の代表格と言っても過言ではない、「ハム」や「ベーコン」。
家庭の冷蔵庫には必ずと言っていいほど定席しているこれらの加工食品のほとんどが添加物でいっぱいです。
試しにいつも買っているハムやベーコンの裏表記を確認してみてください。
目次
【1】ハムやベーコンが水っぽくなるわけ
ハムやベーコンを冷蔵庫に保存しておくと、水っぽくなっていることってありませんか?
実はハムやベーコンの原材料のほとんどが「水」なのです。
み、水・・?
しかし原材料には水なんて書いてありませんよね。
表記法によると、水は任意で表記することになっています。(炭酸水以外)
もし原材料に水を表記するとしたら一番最初に書かなきゃいけなくなるかもしれません。
それほどまでにハムやベーコンは水でカサ増しされているのです。
【2】肉に注射器をボンボン打ちまくる
ハムやベーコンを作る時「塩漬(えんせき)」という製造工程があります。
豚肉に塩漬液という液体を注射器でジャンジャン注入していく作業です。
塩漬液のうちわけ
この塩漬液はほとんどが水です。
その水に混ざっているのがソルビン酸(保存料)、亜硝酸ナトリウム(発色剤)、リン酸(結着剤)、アミノ酸(調味料)、カラギーナン(ゲル化剤)などの添加物たちです。
そこに食塩や砂糖、香辛料を入れて味を整えます。
まぁ恐ろしいくらいの添加物が入っているのは間違いありません。
というか本物のハムやベーコンを作っている人からしたらとてもじゃないけどハムやベーコンとは呼べないと思います。
【3】本来のハム・ベーコンの作り方
ハムは豚肉のもも肉を塊のまま塩漬けにして燻製させたものです。
ベーコンは主に豚バラ肉を塩漬けにして燻製させたものです。
つまり本物のハムやベーコンは塩でしか味付けされないし、燻製という工程を経て出来上がるので味も見た目も栄養、値段も、何もかもが違うのです。
添加物の加工食品が出回っている昨今、本物の味を知っている人はどれだけいるのでしょうか。
【4】お母さんが言っていた「ベーコンは出汁が出るのよね」

まだ私が小さい頃、お母さんが作るおいしいパスタの作り方が知りたくて聞いたことがありました。
お母さんが言うにはこのパスタのポイントは「ベーコン」にあるというのです。
「ベーコンを入れると、出汁が出るからおいしくなるのよ」
私はそれ以来ベーコンを入れると料理がおいしくなるという刷り込みをずっと信じてきました。
今考えると、ベーコンには大量の添加物や食塩、砂糖が入っているのでそれが熱によって溶け出し、人工的な旨味となっていたのだとわかります。
味覚が正常になった今、添加物モリモリのベーコンパスタは果たしておいしいと思えるのでしょうか。
【5】ハム・ベーコンを買うなら裏表記を確認せよ
たいていのスーパーにはまず並んでいないとは思うのですが、裏表記を確認して無添加のものをなるべく選ぶようにしましょう。
「無塩せき」と書いてあれば、あの気持ち悪い注射工程が行われていない可能性が高いです。
無塩せき、無添加のハムやベーコンの裏表記はこんなかんじです。
原材料:豚肉、天然海水
原材料:豚肉、食塩、砂糖、香辛料
原材料:豚バラ、塩
丁寧なところは産地や豚肉の部位や品質、どんな塩なのかも明記してあります。
そういうこだわりのある安全なハムやベーコンはネットで買うのが1番いいでしょう。
ー参考文献ー
「食品のカラクリ」
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