食事制限や運動をしているのになかなか痩せないという人は、そのダイエット方法が間違っていない限り、冷え性が邪魔をしている可能性が高いです。
冷え性は血行不良が原因で、たくさんの熱を持っている血液が全身を巡らなくなるので体に冷えを感じます。
「冷え性=血行不良」とすると、代謝機能が正常に働いていません。
代謝は痩せるためには必ず必要な機能なので、冷え性によってこれが働いていないと痩せることは困難になってきます。
ダイエットを成功させるには、まずは冷え性を改善して代謝機能を正常にしなければ話になりません。
今回は、冷え性と代謝機能の関係性や冷え性はどのように根本治療できるのかなどについて説明していきたいと思います。
目次
代謝がいいと痩せるのはなぜか?
体の活動は主に「消化」と「代謝」に分けることができます。
消化とは食べたものを栄養素などに分解して、その栄養素を決まった場所に送る役割をしています。
代謝とは、その送られてきた栄養素を内臓や細胞などにエネルギーとして変換する役割があります。
傷を治癒したり、病気を治したり、免疫力を上げるなどあらゆる生命活動はこの代謝機能が役割を担っています。
代謝機能が正常ならば、体に栄養素がきちんと送られたり、運動をしても脂肪をエネルギーに変換することができるので「痩せやすい」と言われています。
冷え性だと代謝機能がガタ落ちに
同じ生活をしていても太る人と太らない人がいるのは、代謝機能の違いです。
代謝がいい人は血液の流れも良好なので、細胞に栄養素がきちんと送られ、排泄なども正常に行われます。
冷え性は血行不良の状態になるので、栄養素を送る血液がきちんと循環せずに、栄養素がエネルギーになることができず代謝不良になってしまいます。
本来なら、運動によって脂肪細胞から脂肪をエネルギーに変換して痩せることができるのですが、冷え性の場合はその機能が弱まってなかなか痩せることが難しくなっています。
ダイエットの前に冷え性改善が先
正しいダイエットを行なっている場合は、自然と冷え性を改善する生活習慣にもなっていると思うのでそのまま続けて構いません。
あなたが正しいダイエットをしている前提で話をすると、とにかく「冷えをなくしていくこと」が最優先事項になってきます。
女性の場合は下半身が冷えやすい傾向にあるので下半身太りの人が多くなります。
下半身太りも冷えが原因なので、まずは血流を良くしていかなければ下半身痩せも厳しくなります。
しかし、血行を良くする方法で多くの人が勘違いしていることがあるので先にそっちを紹介したいと思います。
冷え性が改善されない間違った方法
女性は体を暖めることに必死になって、足湯をしたり靴下を履いて寝たり、生姜ティーなどを飲んで冷え性を改善しようとしていますが、これは一時的に冷えの症状を和らげる対症療法でしかなく、冷え性の根本改善はできません。
外から温めたり、食べ物を食べて体がポカポカするのは一瞬で、すぐに冷えた体に戻っていしまいます。
しかしこのような対症療法は根本的な改善の力添えになることは確かなので、全く意味がないのかと言われればそうではありません。
体を冷やさないようにすることや、冷たい食べ物ではなく体を暖める食べ物を食べることは冷え性改善の基盤を作ることに有効です。
- 冷房の効いた部屋は避ける
- 冷たい飲み物は避ける
- 体を冷やす陰のなるべく食べ物は温めて食べる
- 体を暖める陽の食べ物を食べる
- 半身浴や足湯をする
- 湯たんぽをお腹に当てる
- 運動をする
- 足首、手首、首元が露出しない服を着る
このように、冷え性改善に有効とされている方法は補助的な役割しかできないのでこれだけで冷え性を改善できるとは思わないでください。
食生活、睡眠、便通も良好なのになぜか冷え性の人
冷え性の原因はだいたい食生活とか、便秘とか言われています。
冷え性は血行不良が原因なので、ドロドロの血液を改善しろ!と教えてくる人が多いのですが、正しいダイエットを行なっている場合やまともな生活習慣を送っている人が血液の質に注目するのはあまり意味がありません。
そういう健康な人でもなぜ冷え性が一向に改善されず、ダイエットも成功しないのかと言うと筋肉に問題があるからなのです。
冷え性は筋肉が原因になっている

なぜ筋肉が冷え性の原因になるのか?というと、私たちの血管というのはもの「動脈」「静脈」「毛細血管」の3種類で構成されていて、栄養を細胞などに送り届ける血管は毛細血管です。
毛細血管はどの血管よりも極細で直径が1ミリの約100分の1程度しかありません。
そんな毛細血管は筋肉に締め付けられることが多く、筋肉が硬くなっている場合は血管が塞がれた状態になってしまい、血液の流れを止めてしまうのです。
なので筋肉が柔らかくならない限り、毛細血管は筋肉により塞がれて、血液の質が良くても流れないという状態になってしまうのです。
血管を締め付けられた状態では、いくらたくさんの栄養素を摂ったり、運動をしたとしてもそれがエネルギーとして代謝ができなくなってしまいます。
筋肉を柔らかくすることで毛細血管が正常に血液を流すことができるようになるため、体は温まり代謝も良くなっていきます。
筋肉を柔らかくするだけでこのようなサイクルを生み出すことができるのです。
筋肉はどのように柔らかくなるのか?
筋肉を柔らかくするには色々な方法がありますが、今の所一番有効とされるのが緩消法です。
緩消法とは、自分の指で筋肉を押し、筋肉が硬くなる原因であるカルシウムや老廃物などを取り出し、筋肉を緩めて柔らかくしていく方法です。
これは腰痛の専門医の坂戸孝志さんという人が提唱した筋肉を簡単に柔らかくする方法なのですが、これが冷え性には極めて有効だということで、緩消法は坂戸さんの様々な書籍の中で説明されています。
坂戸先生↓
動画では腰痛を治す方法として紹介されていますが、腰の筋肉を柔らかくすることは全身の筋肉を柔らかくすることらしいので、冷え性改善でもまずは腰の筋肉を柔らかくするそうです。
坂戸先生は、東京で緩消法のセミナーを行なっているので冷え性をどうしても改善したいと言う人は行ってみるといいと思います。
ユーチューブでも「緩消法」と調べると色々出てくるので試してみてください。
微妙な力加減や、微妙な筋肉の位置などを会って教わりたいと言う人にはセミナーが向いているかもしれませんね。
「緩消法」がわかりやすく書かれているおすすめ書籍
冷え性を改善するために必ず持っていた方がいいと思うのは、「つらい冷え性がいますぐ治る本/坂戸孝志」という書籍です。
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つらい冷え性がいますぐ治る本/坂戸孝志
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この中では冷え性を根本から治療する「緩消法」についてのやり方が写真つきで詳しく載っています。
本気で冷え性を改善して、代謝を良くしてダイエットを成功させたい人は必ずやるべきだと思いますよ。
冷え性系の書籍はたくさんありますが、対症療法しか載っていないものや、血液を改善していくことしか書かれていないものが多いので、この本はかなりおすすめです。
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