人は優先順位を決めて、必ず何かを犠牲にしてながら生きています。
あなたにとって肌の優先順位はどの程度でしょうか?
肌を綺麗にしたいのに、肌を汚くしてしまう行動を取っているならあなたの肌への優先順位はまだまだ下の方かもしれません。
人間誰しも美肌に永久の憧れを抱き、それに関心がない人はおそらくいないと思います。
肌は自分の体の状態を表す、内臓の物差しなんです。
だから肌が荒れている人、顔色が悪い人は体のどこかが悲鳴をあげているサインです。
見た目を美しく若々しく見せる肌はもちろん、体を健康にしていくためにも肌を綺麗にすることは大事なことなのです。
これからはあなたの生活の中で、肌を犠牲にするのではなく肌の優先順位を上げていってください。
肌は力次第で見違えるほど美しくすることができます。
今回はその究極と思われる美肌プログラムを紹介したいと思います。
実践すれば年齢を逆らうように今の肌が綺麗になっていきますよ。
目次
【基本】美肌を手に入れる最大のポイント3つ
活性酸素の除去
美肌の大敵である活性酸素は肌をくすませ、肌に炎症を起こし、老化を促進する最悪な有害物質です。
しかし私たちは息をするだけでも活性酸素が発生してしまうので、完全に活性酸素を遮断することは不可能です。
できることとしては、なるべく活性酸素を発生を抑えたり、活性酸素を除去する生活習慣を送ることが最善策になります。
成長ホルモンの分泌
成長ホルモンは睡眠時にしか分泌されない、肌活性化ホルモンです。
成長ホルモンなしではいくらいい化粧品を使ったところで、いいものを食べたところで全く意味がありません。
きちんと熟睡することさえできれば誰でも成長ホルモンを分泌することができるので、美肌のためにも睡眠の意識は絶対に忘れないようにしましょう。
肌バリヤ強化
肌バリヤとは肌を守ってくれている角質と皮脂膜のことを言いますが、この肌バリヤを壊してしまうと肌がむき出しになり、異物が入り炎症を起こします。
この肌バリヤに肌を守ってもらわないと、肌がどんどんボロボロになっていってしまいます。
しかし肌荒れが進んでいる場合はこの肌バリヤがすでに破壊されている場合があるので、まずは角質培養という方法で皮膚のターンオーバーを正常にしてください。
あなたの肌を決める要素の洗い出し
今のあなたの肌を決めている多くの原因は以下の11個の要素に集約されます。
- 食事
- 嗜好品
- 睡眠
- 紫外線
- 排泄
- 洗顔
- 接触
- 水
- 自律神経
- 姿勢
- 湿度
ではこれら一つ一つ見ていきましょう。
究極の美肌作り①:「食事」
肌の良し悪しを決めるのはほとんどがこの「食事」です。
私たちの肌トラブルは主に活性酸素の発生が原因で、この活性酸素を除去できるのは食べ物くらいしかありません。
なのでいかに発生してしまった活性酸素を除去できるかにかかっています。
私たちの体内では抗酸化力と言って、もともと活性酸素をやっつけるシステムを備えていますが、抗酸化力は鍛えないと効力が半減してしまいます。
抗酸化力は抗酸化物質の多い食べ物から鍛えることができます。
抗酸化物質の多い食品を毎日摂ること
抗酸化物質とは、βーカロテン、ルテイン、アスタキサンチン、リコピン、アントシアニン、ケルセチン、ルチン、カテキン、イソフラボン、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC)、コエンザイムQ10、αリポ酸がその代表栄養素です。
抗酸化物質をたくさん含む食べ物は野菜や果物に多く含まれています。
とくに野菜は毎日というより、毎食食べるようにしてください。
食事は野菜を中心に展開していくのが抗酸化力を高めるポイントです。
抗酸化物質の多い食品 | |||||
野菜 | 果物 | その他 | |||
トマト | にんにく | バナナ | アボカド | そば | 豆乳 |
生姜 | きゃべつ | りんご | いちご | 味噌 | 納豆 |
人参 | かぼちゃ | ブルーベリー | ラズベリー | 緑茶 | しいたけ |
ナス | レンコン | ブラックベリー | クランベリー | 赤ワイン | 鮭 |
玉ねぎ | ほうれん草 | 柿 | ぶどう | まいたけ | えのき |
にら | アスパラ | パイナップル | マンゴー | わかめ | 豚レバー |
ごぼう | みょうが | メロン | グレープフルーツ | たけのこ | カカオ |
長芋 | 小松菜 | さくらんぼ | キウイ | ココナッツ | 牡蠣 |
もやし | ブロッコリー | 洋梨 | みかん | えび | すりごま |
これらを毎食の中で多く食べるようにしてください。
とくにおすすめなのがトマトのリコピンです。トマトの抗酸化力は凄まじいので毎食トマトを食べることは強くおすすめします。
抗酸化力の強い食べ物を食べて、活性酸素を除去しながら、活性酸素を大量に発生するこちらの食品を避けてください。
肌をダメにする食品 | ||
加工食品 | 糖質 | 揚げ物 |
冷凍食品 | 砂糖 | 唐揚げ |
ドレッシング | 米 | てんぷら |
化学調味料 | 小麦 | とんかつ |
お惣菜 | ジュース | 中華料理 |
ジャンクフード | お菓子 | フライドポテト |
ラーメン | アイスクリーム | カレーパン |
肌にダメージを与えるのは栄養のない糖質類や添加物の多い加工食品です。
さらに揚げ物には活性酸素を上回るAGEという老化物質が含まれるため揚げる調理法はやめてください。
上記の食品は体内に入ると活性酸素が発生して肌に炎症をもたらします。
自炊をすることでこれらの摂取を大幅にカットすることができますので必ず外食ではなく自炊を心がけてください。
究極の美肌作り②:「嗜好品」
嗜好品とは、お酒やタバコのことです。
タバコを吸っているのなら、美肌を手に入れることは完全に不可能です。
タバコを吸っている人が肌を綺麗にしたいなんて厚かましいです。
タバコは大量の活性酸素を発生させ、さらに抗酸化物質のビタミンCを破壊します。
タバコを吸っていたり、周りの人が吸っている場合は体内でビタミンCが大量に消費されてしまうのでニキビなどの炎症が悪化したり、ニキビ跡が取れないという結果になってしまいます。
続いてお酒です。
お酒好きはかなり注意が必要です。
お酒を飲むとアセトアルデヒドという毒性の強い物質が発生し、これを肝臓が処理するのに大量の水分と大量のビタミンミネラルを消費します。
さらにアルコールを分解する際には活性酸素が発生するので、抗酸化力を失いながら体内で活性酸素を増やし続けることになってしまいます。
究極の美肌作り③:「睡眠」
美肌作りにかかせないのが睡眠です。
睡眠中にしか分泌されない成長ホルモンは肌のコラーゲンやヒアルロン酸を合成し、肌の水分量を増やして弾力のある肌作りをしてくれます。
この成長ホルモンは肌バリヤ機能を正常にすることができる物質なので、特別なスキンケアのいらない肌作りをしてくれます。
たった1日だけでも睡眠不足や夜更かしをすると肌の弾力は失われ、顔がたるみ、何歳も老けてみえてしまうほどです。
美肌作りに睡眠は絶っっ対!!!欠かせません。
最低でも24時には眠るようにしてください。
また、浅い睡眠ではなく深く眠ることが成長ホルモンを分泌するコツです。
熟睡する方法はこちら
>>「熟睡できないのには原因がある!グッスリ眠って朝快適に起きれる12の方法」
究極の美肌作り④:「紫外線」
「人生の中で浴びた紫外線の総量で老化度が決まる」と言われているほど、紫外線はお肌の強敵です。
紫外線を浴びると肌の奥までダメージを与え、細胞が酸化します。
酸化した細胞から発生されるのは活性酸素です。
これはシミやシワなどはもちろん、毛穴の黒ずみ、ニキビの炎症も起こす原因になります。
紫外線は1年中降り注いでいるため、1年中の紫外線対策を行ってください。
肌を傷つけない日焼け止めの選び方はこちら
>>「肌を傷つけない!負担をかけない!石鹸で落とせる!最強の日焼け止めの選び方を教えよう」
また、紫外線をうっかり浴びてしまった時のアフターケアも忘れないでください。
何かを肌に塗ったりする間違ったことをする前にこちらの記事も参考にしてくださいね。
>>「【化粧品厳禁】紫外線を浴びた後のアフターケアはトマトでできる 」
究極の美肌作り⑤:「排泄」
私たちが食べた、残りカスは腸の働きによって排泄されればなんの問題もないのですが、排泄されずに腸に食べかすが溜まってしまうと、腐敗物となり活性酸素が発生してしまいます。
腸内細菌の悪玉菌が増殖する環境を作ってしまうため、腸は荒れて便秘になり活性酸素だらけになってしまいます。
便秘を放っておくと活性酸素が体内で発生しつづけるので、肌の調子も悪くなっていきます。
逆に便秘を解消できれば悪玉菌は減り、善玉菌が増え、肌の細胞の修復などを行ってくれます。
まずは悪いものを全て出して活性酸素の発生を抑制してください。
便秘を早くて3日で解決する食事方法はこちら
>>「何をやってもダメだった人が長年の『便秘』を3日で解消した食事方法(献立付)」
究極の美肌作り⑥:「洗顔」
これが一番気になるところではないでしょうか?
実は洗顔はかなりシンプルなことをするのが美肌作りの近道です。
まず、洗顔の目的とは肌の一番表面にある角質にこびりついた汚れや脂だけを洗い落としていくことです。
角質をバリバリめくったり、皮脂を完全に剥ぎ取ることではないのでその辺は勘違いしないように!
つまりその程度の汚れだったら純石鹸だけで事足ります。
こちらに詳しい洗顔方法を書いたので見てみてください。
>>「死んだ肌が赤ちゃんのようなスベスベ素肌になれる「角質培養の洗顔方法」を紹介」
もし乳液や美容液などの余計なものを使っている場合は直ちに使用をやめてください。
肌にいらない成分を塗っていると乾燥肌を招きます。
究極の美肌作り⑦:「接触」
接触とは肌に手やものが触れることです。
肌はなるべく触らない、擦らない、揉まないが基本です。
肌はごく薄いバリヤ機能によって守られているため、これを触ったり擦ったりしてしまうとバリヤ機能が壊れ肌に異物が入りやすくなってしまいます。
あとはエステなどのマッサージも厳禁です。
皮膚はコラーゲンによって支えられているのですが、顔の皮膚を上下左右に引っ張ることでコラーゲン繊維が破れてしまいます。
血行を良くするなどの目的で顔のマッサージをしている人がいますが、これは自殺行為なので絶対にやめてください。
また、普段使っている枕も摩擦の原因になります。
柔らかくて顔が埋もれるタイプは摩擦が起こりやすいので硬いものを選ぶようにしましょう。
枕カバーは擦れにくいコットン素材のものがおすすめです。
究極の美肌作り⑧:「水」
毎日毎食飲むお水にはこだわりを持つべきだと思います。
お水は全て同じ作りでは決してありません。
日本に売っているお水や水道水はほとんどが軟水なので、水による体質改善はなかなか難しいのです。
硬水というミネラルがたっぷり含まれているお水を飲むと、体内の活性酸素を除去することができ、水を飲むだけで肌の改善が見込めます。
こちらの記事を参考にあなたの肌の悩みに合わせて水選びをしてみてください。
>>「【水のQ&A】水は健康?飲み方は?効果は?どのくらい飲めばいい?水にまつわる疑問を解消」
究極の美肌作り⑨:「自律神経」
ストレスなどの心の病は、肌にもかなり影響します。
それはストレスを感じることでも活性酸素が発生してしまうからです。
さらに、ストレスを感じるとストレスホルモンが分泌され、血行が悪くなってしまい、あらゆる栄養素が細胞に送られなくなってしまいます。
細胞に栄養がいかないと、ターンオーバーが乱れて肌バリヤが破壊されてしまいます。
皮脂の過剰分泌やニキビなどの炎症を伴うことが多いので注意です。
自律神経を整えるために、自分がいつも気分良く過ごせる方法を考えてください。
究極の美肌作り⑩:「姿勢」
姿勢を甘くみていると大変です。
姿勢と肌って一見、何も関係ないように思われますが実は密接な関係にあります。
姿勢が悪いと血行やリンパの流れが悪くなり、顔にある老廃物が流れなくなって、肌が荒れてしまいます。
デスクワークの人はとくに同じ態勢でいることが多いので肩や腰、肩甲骨が凝り固まってしまいます。
そういう時はなるべく30分おきくらいに軽くストレッチをしてください。
肩甲骨を伸ばすだけでも全然違います。
歩く時に猫背になってしまう人も注意です。
頭を支えている骨周りはとくに地からが入りやすく、凝ってしまいがちです。
首や肩を回したり、なるべく歩く時も胸を張って歩くようにしてください。
そうすれば血行不良を改善でき、肌の老廃物も排泄されやすくなります。
究極の美肌作り⑪:「湿度」
肌バリヤを機能を正常にする時には湿度が重要な役割を持ちます。
肌が乾燥するのは角質が水分を蒸発してしまうからなのですが、湿度が高い場所にいれば角質が水分保持することができ、蒸発も防げます。
お風呂などでは肌がしっとりしているように、冬などの湿度が低い時期には加湿器などを使ってなるべく部屋の湿度を上げておいた方がいいです。
しかし湿度の高すぎも問題です。
肌の角質がふやけすぎてしまい、脆くなってしまうこともあります。
適切な部屋の湿度は60%前後が理想的です。
これら11個を実践すれば確実に肌は見違える!
今回紹介した美肌プログラムを実践すれば確実に肌は綺麗になります。
生活を送る中で肌への優先度を高め、着実に成し遂げていってください。
最後に美肌プログラムをまとめておきますね。
タバコはもちろんやめる。吸っている人にも絶対に近寄らない。
お酒は感覚をあけて飲む。なるべく飲まない。
熟睡を極めて成長ホルモンを毎晩分泌するべし。
紫外線対策は一年中やること。
便秘を治していらないものを排泄できる体になる。
汚れだけを取り除く肌バリヤを壊さない洗顔方法を行う。
肌は触らない、擦らない、揉まない。
ただの水ではなく、肌の悩みを解決できるお水選びをする。
ストレスはためずに、自律神経を整える。
姿勢を正して血行をよくする。デスクワークの人はストレッチをする。
部屋の湿度は60%くらいに保つ。
以上、難しいことは一切ないはずなので絶対にやってくださいね!
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