魚は天然でも養殖でも危険!それでも天然を選ぶ理由と食べ方の工夫

スーパーの魚コーナーに行くと「(養殖)」という表記を目にしたことがあるかと思います。

そして養殖ではない天然の魚があったとしたらデカデカと「天然!!」という表記がされているかと思います。

もちろんこれは、消費者というのは養殖よりも天然の方が安全で美味しいと思っているから、スーパーもアピールするわけですが。

しかし、天然だからと安心して消費しているならちょっと危険かもしれません。

実は天然でも全然安心とは言えないからです。

これを機に養殖魚と天然魚の実態を見ていきましょう。

天然マグロがまずい理由

日本人はマグロをたくさん消費する国です。

それもバカみたいに食べます。(そして私もその一人・・)

一般的にマグロは脂の乗っているものほど人気が高く、中トロや大トロになると値段も高くなってきます。

ところで、天然もののマグロって食べたことありますか?

天然のマグロって実は養殖のマグロよりも脂身が控えめです。

なので養殖のマグロに慣れている人が天然ものを食べると、なんか物足りないと感じたり、「ん?これって本当に中トロ?」なんて思ったりします。

養殖のマグロっていうのは、脂だけがやけに乗っていて風味や旨味というのがあまり感じません。

しかし、「脂」が好きな日本人なら少食のマグロの方が口に合っているんですよ。

お肉でも霜降り肉がバカみたいに売れる理由も「脂好き」の嗜好によるものです。

養殖のマグロってお醤油につけると醤油皿に脂がバーーっと浮かんできます。

でも天然のやつはお醤油皿が綺麗です。

そもそも天然ものは旨味が多いので醤油なんてつけなくても美味しいんですがね。

日本人の口に合わせて作られた養殖技術


引用元:【楽天】天然極上南まぐろ

そもそも養殖には2種類の作り方があり、蓄養と養殖があります。

しかし表記上は養殖に一括されるため、どちらの製法なのかはわかりません。

蓄養とは脂の乗っていない魚や体が小さい魚をたくさん捕獲して、プールのような生簀に入れます。

そこで脂が乗るように、あるいは体が大きくなるように餌を与えて、数ヶ月ほどかけて育てます。

一方、養殖とは魚の稚魚や孵化したばかりの卵などを集めてきて、そこに餌を与えて育てていきます。

つまり養殖技術は、日本人好みの脂の乗った魚になるように人工的に育てたりする技術です。

養殖の欠点


ここまで聞くと、養殖にはなんの問題もないように感じるかもしれませんが、養殖は色々な危険性を秘めています。

家の水槽を思い浮かべてみてください。

まだ小さい金魚5匹が入っている水槽と、大きくなってしまった金魚の水槽とでは後者の方が1匹が占める占有面積(体積?)が狭くなりますよね。

こうなると、魚同士は泳いでいる時に体と体がこすれ合って魚に傷ができてしまいます。

この傷口から細菌が入り込み、魚が感染症になったり病気になったりしてしまうのです。

そこで、魚達には病気にかからないような薬を投与されたり、生簀の水に薬品を混ぜたりするのです。

まず、こういうことが一つあげられます。

さらに、餌にも問題があります。

脂が乗った魚を作ることが目的ということは、人間に例えると脂肪ばっかりを食べる人間を増やすということになりますよね。

養殖の魚の餌は遺伝子組み換えされたものや、牛肉の破片などを食べさせられている魚もいます。

この餌は明らかに不自然で、海を自由に泳ぐ魚は絶対に食べることのない餌です。

養殖の魚ってたしかに脂が乗っているのですが、脂だけで旨味が出ないのは脂だけを乗せる製法で作られているからなのです。

養殖の技術はすごいと思いますが、こんなの遺伝子操作していることとあんまり変わらないと思います。

次に天然の魚について。

天然は本当に安全なのか?

天然は養殖と違って崇められるべき存在かのように扱われますが、近頃の天然ものは思っているほど安心できるもんじゃありません。

そのわけは、海水自体に問題があるからです。

水質汚染がすすむ中、その中を泳いでいる魚たちが絶対に安全であるとは全くもって言えないからです。

汚染された水の中を泳ぐ魚たちは環境汚染物質をたくさん取り込んでしまうので、その魚を食べるということは私たちも同じ様に環境汚染物質を取り込んでしまいます。

釣りをしたことがある人はわかると思うんですが、魚の内臓っていうのは実に色んなものが入っています。

私が以前釣りに行った時にニジマスを釣ったんですが、内臓を開いてみると吐き気がするほど気持ち悪いものがたくさん入っていました。

そういう汚いものを食べざるをえない魚、いわゆる天然の魚は本当に安全といえるでしょうか?

天然の魚はやっぱり美味しい

日本人には養殖の魚(脂たっぷり)が口に合うかもしれませんが、天然の魚というのは自分たちで広い海をのびのびと泳ぐことができるので、身が引き締まり旨味が増します。

それは牛や鳥などの動物と同じ原理です。

養殖だと魚は牢獄にいるようなものなので、運動ができずに旨味がなくなっちゃいます。

個人的には天然が食べたい

養殖も天然も危険性をはらんでいますが、やっぱり養殖みたいに人工的に作られたものより、汚い海でも頑張って泳いだ魚の方がいいなぁ。

だいたい、脂が乗っているってだけでは美味しさとは言えません。

肉だってただ脂が乗っている肉って不味いんですよ、旨味が凝縮されているお肉がほんの少しの脂だけでもかなり美味しい。

魚も同じで、美味しさはやっぱり旨味からなるものなので、どっちもそれなりに危険だとしたらやっぱり本物の美味しさがある天然魚を食べたいもんですね。

養殖も天然もリスクを食べること

さすがにこれを聞いて、養殖が悪くて天然はいいという概念はなくなったと思いますが、じゃあ魚は危険だから食べないっていう人が出てくる。

でもそれはナンセンスでしょ。

たしかに食べないということはリスク回避としていいかもしれませんが、それであなたの人生の質が良くなるとは思えません。

やっぱり焼き魚だって食べたいし、お寿司やカルパッチョも食べたい。

外食ではとにかく安い店には行くなということくらいしか言えませんが、自宅で魚を食べる際にはリスクを軽減する方法があります。

魚を比較的安全に食べる方法

それは以下の3つです。

  1. 内臓部分は食べない
  2. 鮮度のいい魚を食べる
  3. 小さい魚を優先して食べる

内臓部分を食べない

先ほども言いましたが、魚の内臓は解毒が行われるところなので毒素が詰まっているんです。

だから感染症になる原因である細菌などもここに多く存在します。

さらに水銀などの重金属(環境汚染物質)も内臓部分に多く含まれます。

排泄できずに内臓に溜まっていくからです。

だから魚の内臓は食べないことが一番安全です。

鮮度のいい魚を食べる

鮮度のいい魚っていうのは美味しさにも繋がるんですが、安全性にも繋がる場合があります。

鮮度の良さがなぜ重要なのかというと、さっきの内臓の話が関係しています。

魚は釣ってから早めに処理(内臓を取り出したり)しないと、内臓にいる細菌などが身にまで入り込んでしまうからです。

だから魚は釣ってからすぐに殺して内臓を取り除くのがいいんです。

小さい魚を食べる

水銀は大きな魚ほど多く含まれているのをご存知でしょうか。

これは大きな魚ほど小さな魚をたくさん食べているからで、

水銀量1を食べた小魚と水銀量1の魚を100匹食べた魚では水銀量が100倍も違うからというシンプルな理由があります。

なので小魚の方がそのような環境汚染物質が少なくなるわけです。

これらを徹底したからと言ってリスクがなくなるわけじゃない

身も蓋もないことを最後に言っておきましょう。

この3つをあなたが徹底したところで、魚を食べるリスクがなくなるわけではありません。

内臓部分以外にも危険物質は含まれるし、魚によっては冷凍してから食べた方が安全な魚もいます。

小魚にだって危険は含まれています。

なのでこれらはあくまでリスクを軽減することであって、 全くの0にすることではありません。

無論、そのような危険性を0にすることは絶対に不可能だし、それを求めるのもまた愚かなことなのです。

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