恐ろしい老化物質『AGE』って何者?肌荒も不調も病気も全てAGEで説明がつく!

【1】AGEとは?

AGE(Advanced Glycation End-products)は老化を招くもっとも毒性の強い物質です。

日本では「終末糖化産物」と言われていて、老化の原因とされているあの活性酸素をはるかにしのぐほど老化がグングン進む物質となっています。

AGEはどうやって作られるのか?

AGEはタンパク質と糖質が結びついた時に発生します。

例えば、人間の体の20%はタンパク質でできています。

肌、筋肉、髪の毛、骨、臓器などは全てタンパク質で、私たちが糖質を食べることで「糖化」という反応が起こり、体内でAGEが発生します。

この糖化も老化の原因で、糖化をするとタンパク質は劣化し、肌荒れや骨粗しょう症、臓器なども衰えていくというわけです。

つまり私たちがタンパク質でできている以上、糖質を取れば必然的に老化していってしまうのです。

さらにAGEは体内以外でも、糖化した食べ物にも発生します。

ここでも同じ原理で、タンパク質と糖質が結びついた時にAGEは発生します。

よくわかる例で言うと、焼きおにぎりです。

焼きおにぎりは「白米(糖質)」+「醤油(タンパク質)」でできていて加熱することでそれらが結びつき、大量のAGEが発生します。

これら食べ物の糖化によって黒く変色(きつね色)することをメイラード反応と呼びます。

いわゆる、「焦げ目」は糖化の証拠でありタンパク質が傷ついた結果なのです。

玉ねぎを炒めるとすぐに黒くなってくるのは、玉ねぎの中の糖質とタンパク質が加熱によって結びついたからです。

なので玉ねぎ単体を加熱したとしても糖化は起こるのです。

このように糖化した食べ物にはAGEが多く発生しているので、こういうものを食べていると急速に老化が進みます。

【2】AGEの悪影響

① AGEが肌を破壊する

糖化すると、タンパク質である肌が劣化します。

そしてさらなるAGEの発生によって、私たちのタンパク質の機能が低下してきます。

肌荒れや見た目年齢が高い人はAGEが多く発生している可能性が高いです。

② AGEがコラーゲンを破壊する

私たちの皮膚を支えているあのコラーゲンもタンパク質でできています。

このコラーゲン繊維を繋げている部分(架橋)に AGEが結びつくとコラーゲンが古くなって機能が衰えてしまいます。

コラーゲン繊維の架橋にAGEができると、マクロファージをというものが出てきてAGEを食べて処理してくれるのですが、この時にマクロファージがコラーゲン繊維を一緒に食べてしまい、さらにコラーゲンは減ってしまいます。

どちらにしろAGEはコラーゲンを破壊する原因になっています。

③ AGEは血管を詰まらせる

AGEは動脈硬化の原因とされるアテロームという動脈内部の固まりを作ってしまいます。

アテロームが作られると血管が狭くなり血液がうまく流れなくなり動脈硬化を引き起こします。

アテロームが大きくなり破裂すると、血栓という血の塊ができてしまい、血液が詰まり、脳梗塞や心筋梗塞なども起こしやすくなってしまうのです。

④ AGEがガンの原因になる

ガンは日本人の死因トップの重い病気ですが、このガンとAGEは密接に関わっていまます。

ガンはガン細胞が増えれば増えるほどなりやすい病気ですが、AGEは細胞に蓄積されやすくガン細胞が発生しやすくなるのです。

また、ガン転移にもAGEが関わっています。

ガン転移はガン細胞が血液によって運ばれることで誘発しますが、このガン細胞の周りにあるタンパク質とAGEが結びつくことでガン細胞がさらに発生することがわかっています。

⑤ AGEで骨を弱らせる

AGEは骨までも老化させます。

骨はコラーゲンが土台となって、そこに栄養素が集まり結晶化されたものです。

先ほど言ったように、AGEはコラーゲン繊維を破壊する特性をもっているので、AGEは骨の強度を低下させてしまいます。

AGEは骨粗鬆症や変形性関節症などの骨の病気をも引き起こすのです。

⑥ AGEは白内障を進行させる

眼球の水晶体もタンパク質でできています。

この水晶体はクリスタリンという一生生まれ変わらないタンパク質でできているのですが、このクリスタリンにAGEは蓄積されやすいのです。

なので老化が進むと目が濁ってきたり、クリアな視界がどんどん見えにくくなってきます。

また、クリスタリンは紫外線によっても酸化するので、紫外線が強い時はサングラスをかけるようにしましょう。

⑦ AGEがアルツハイマーを呼ぶ

体の老化だけでなく、脳も老化します。

アルツハイマーの原因である脳神経の外側にくっつくアミロイドという繊維に大量のAGEが含まれていることがわかっているそうです。

年齢を重ねるだけが脳の病気を引き起こすのではなく、生活習慣によっても引き起こされるということも覚えておきたいところです。

【3】AGEを減らす生活習慣

AGEは見た目の老化はもちろん、実に多くの病気を招くことがわかった思います。

AGEの発生は完璧に防ぐことは不可能ですが、生活習慣の中でAGEを減らすことは十分に可能です。

① AGEを減らす食生活

AGEは糖質を多く摂ることと、糖化した食べ物を食べることで発生します。

なのでこの両方に気をつければAGEの発生を最低限にすることができるのです。

現代人の食生活は糖質の摂りすぎが目立つのが特徴で、糖質の代表である炭水化物を毎食摂ったり、ラーメンとチャーハンと餃子の炭水化物セットを食べたりなど糖質を食べる機会がありすぎるのも痛いところです。

糖質は生きていくために必ず必要な栄養素の一つですが、意識的に抑えていかないと無意識のうちに糖質の摂りすぎになってしまいます。

昼も夜も糖質続きになったり、丼などでご飯を何倍も食べたりするのはやめましょう。

次に、糖化した食べ物についてです。

糖化した食べ物はAGEが大量に含まれています。

糖化は焦げがその証拠で、これは見た目で判断できるので焦げは避けれください。

なるべく高温調理をせずに生に近い状態で食品を食べる意識を持ちましょう。

焼肉よりもしゃぶしゃぶ、ポテチよりもスイートポテト、揚げ物の摂取量は減らすように心がけてください。

AGEを多く含む食品表を用意したのでこちらを参考にしてください。

② AGEを減らすには血糖値をコントロールする

AGEと血糖値もまた密接に関わっています。

血糖値が上昇したり、その時間を長く続いたりすると糖質が体内のコラーゲン繊維やタンパク質と結びついてしまい、AGEが発生してしまうのです。

つまり血糖値を急激に上げないようにコントロールすることはAGEを発生させないために必要になってくるのです。

血糖値を急激に上げるのは糖質なのですが、これは炭水化物も含みますが白砂糖が最も怖い単純糖質です。

白砂糖は甘いと感じる全てのものに多く含まれていて、清涼飲料水、チョコレート、アイスクリーム、ケーキ、様々なものに含まれています。

これら白砂糖を含むものは極力食べないようにするか、食べるとしても食後にするなどして血糖値の上昇を防いでください。

また、炭水化物などの糖質を食べる時も先に野菜などの食物繊維を食べることで血糖値の上昇を緩やかにします。

空きっ腹は食品の栄養素などをグングン吸収するので、最初に糖質から食べるのが一番血糖値が上がりやすいのです。

③ 寝ている間のAGEを減らす方法

夕食後すぐに寝てしまう習慣がある人は要注意です。

食べたあとは血糖値が上がり、そのまま眠りにつくと寝ている間ずっと血糖値が高いままになってしまう無駄にAGEを発生させてしまいます。

寝ている間は食後の血糖を消費できないので、なるべく起きている間に消費してしまうことが重要です。

なので夕食後は少しのウォーキングで血糖値の上昇を免れましょう。

血糖値は食後20分で急上昇しまうので、食後10分以内には歩くようにするとよいでしょう。

大切なのはAGEの絶対量を減らすこと

AGEを防ぐにはかなりストイックにならなければいけないのか・・と残念に思う人もいるかと思いますが、そんなに辛いことかと言うとそうでもありません。

一生ご飯を食うな!一生揚げ物を食うな!食べた後は死んでも歩け!

そんな風に極端な理解をしているならそれは違います。

人間の最大の敵はストレスであって(ストレスによってもAGEは発生します)ストレスを溜めることが体にとっても、あなたの人生にとっても最悪なことです。

たしかにAGEが大量に発生する生活をしていると間違いなく不健康になってしまうのですが、AGEを発生させない意識を持つことがまず第一です。

今日は唐揚げをたくさん食べてしまったから、明日は魚料理にしよう。

このような意識を持っているだけであなたの人生で発生するAGEの総量が少なくなります。

毎日揚げ物、毎回お菓子を好きなだけ!というような食生活は、確かにその瞬間は幸せかもしれませんが、きっとそれに後悔する日が来るだろうし、病気を招いてストレスを溜めながら生きて行かなければいけない日が来るかもしれません。

AGEを減らしながら生きていけば食事へのストレスも、病気へのストレスも感じずに万事幸せに生きていくことができるでしょう。

 

ー参考文献ー
「老けたくないなら「AGE」を減らしない」

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