加齢臭はオッさんだけがなるものでもなく、若者や女性も加齢臭は発生します。
加齢臭とは皮脂が酸化して、それが臭ってくるため脂っぽい匂いがするのが特徴です。
詳しく説明すると、加齢臭は脂肪酸と過酸化脂質が反応してできた物質「ノネナール」が臭いの元となっています。
皮膚から出てくる脂というのは臭くないのですが、それが汗や古くなった皮脂と混ざると空気によって酸化し、さらにそれが皮膚の常在菌によって分解され、ノネナールが発生するのです。
皮脂分泌が過剰な人は加齢臭がする可能性はかなり高めです。
目次
加齢臭はなぜ自分では気づけないのか?
自分自身の匂いって自分では感じにくいですよね。
加齢臭だけでなく、口臭や体臭、頭皮の匂い、汗の匂いなどはたいてい自分ではなく周りの人だけが気づくので厄介なのですよね・・。
自分の匂いというのは、自分が日常の中で気づかないうちに嗅いでいる匂いなので、嗅ぎ慣れてしまい嗅覚が麻痺しています。
なので自分のクサくてもいい匂いでも全然気づかないんですよ。
香水をバカみたいにふりかける人がいるのもそのせいです。
周りからすればツンとするくらい香るのに、自分だと気づけないので必要以上にかけまくってしまうのです。
自分に加齢臭があるかを確認する方法
自分では気づけないとは言っても、どうにかして自分の匂いを確認したいものですよね。
そんな時は自分が1日中着ていたシャツを、お風呂上がりに嗅いでみてください。
お風呂に入ると自分の鼻がリセットされるので、クサイものに敏感になれます。
自分のシャツをくまなく嗅いでみて、「クサっ!」となったら残念ながらあなたは加齢臭がするってことですね。。
しかし加齢臭は頭皮や耳の後ろ、顔からも臭うものです。
なのでお風呂から上がったらすぐにあなたの枕を嗅いでみるのもいいと思います。
加齢臭がする人は枕がすごく臭います。
加齢臭が出る部位
加齢臭は皮脂が酸化して起こるものなので、皮脂の分泌が多い場所ほど臭くなります。
人間の体の中で皮脂の分泌が多い部分は以下の部位です。
- 頭皮
- Tゾーン
- 耳の後ろ〜首全体
- 両胸、胸の中心
- 両脇
- 背中の中心部
- へそ、へそ周り
- 陰部
つまりこれらの部位から加齢臭は発生します。
今すぐできる加齢臭対策とは
加齢臭を根本からなくすことも大事ですが、それって結構難しいのです。
しかし加齢臭はニオイの発生を遅らせることができます。
加齢臭は皮脂の酸化が原因なので、お風呂でそれらを洗い流せば一瞬は臭わなくなりますよね。
加齢臭はお風呂に入ってから12時間後に発生します。
加齢臭が強い人はもっと早く発生するかもしれませんが、一般的には12時間後が目安だそうです。
朝お風呂に入る人であれば、夕方頃までは加齢臭を発生させずに済むということです。
できれば休憩の時やトイレに行った時は汗拭きシートなどで皮脂を拭っておくことも重要です。
加齢臭の元を取り除いておけばニオイの発生を抑えることができますよ。
朝お風呂に入っているのに臭うのはなぜ?
しかし中には朝お風呂に入ってから出かけるのにクサイ人というのがいます。
これはおそらく加齢臭ではなく、汗のニオイだと思われます。
汗のニオイというのは加齢臭とは原因が異なるので加齢臭対策をしてもあまり意味がありません。
汗のニオイと加齢臭はきちんと分けて考えましょう。
また、同じ服を着ていると洋服から加齢臭がしている場合もあります。
とくにスーツなどは毎日洗わないだろうから、そういうものに加齢臭がしみついていることもあります。
お風呂で加齢臭対策
加齢臭をなくすにはお風呂での体の洗い方がものすごく重要になってきます。
体の洗い方次第では加齢臭は悪化するので、この機会に正しい体の洗い方を知っておきましょう。
まず、お風呂でゴシゴシ皮膚をこすり洗いするのは絶対にNGです。
まず皮脂とは、皮膚を守るために分泌されるものです。
なので皮膚をこすると皮膚を傷めて、皮脂が「もっと分泌して皮膚を守らなきゃ!」といつもより多めに皮脂を分泌してしまうのです。
なので洗いすぎ、こすりすぎは皮脂分泌を促す行為になるので加齢臭が悪化してしまうのです。
ポイントは泡立てて優しく洗うことです。
どうしても体がクサイとゴシゴシ洗わないと取れないと思いがちですが、泡で優しく洗った方が皮膚も傷めないし、皮膚に皮脂が少し残ってるくらいの方が、結果としては皮脂が過剰分泌されずに済むのです。
先ほどの皮脂が多く分泌する部位を意識してまんべんなく泡で体を洗ってください。
加齢臭におすすめの石鹸は?
加齢臭は普通のニオイとは違って、ニオイの元が特殊なので普通の石鹸では落としきれないのが現実です。
加齢臭はノネナールという物質がニオイの元になっているので、いかにノネナールを取り除くことができるかにかかっています。
これは石鹸では少し限界があるので、加齢臭用の石鹸を使った方が効果的です。
そこで加齢臭におすすめな成分は「柿渋」です。
なんと柿渋を入れた石鹸と入れてない石鹸では、ノネナールの減少率が全く異なるのです。
普通の石鹸=ノネナール33.1%減少
柿渋入り石鹸=ノネナール96.6%減少
柿渋入りの石鹸だと100%に近い確率でノネナールを減らすことができるのです。
これは柿に含まれるタンニン(ポリフェノール)が酸化した皮脂を取り除くことに優秀で、さらにタンニンには酸化を抑制する働きもあるので加齢臭対策にはぴったりなのです。
柿渋を多く含んだおすすめの石鹸はこちらです。
この石鹸をあわ立てて、体をくまなく洗えばニオイの元が取れて加齢臭を発生しにくくできます。
>>柿渋せっけん
加齢臭対策まとめ
加齢臭は朝に柿渋入りの石鹸をあわ立てて、皮脂の分泌量が多いところを重点的に洗うこと。
自分が身につける洋服、スーツ、枕などはこまめに洗ったり、取り変えるようにして加齢臭の染み着きによるニオイも除去しておくこと。
これであなたの加齢臭は必ず軽減されます。
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